変数は、特定の値や、計算結果などのデータを一時的に保存しておく箱みたいなイメージのモノ・・・。
ここでは、aとb、そして最終的な計算結果を格納するxという3つの変数を使って計算をし、その結果を出力するプログラムを作る・・・。
$ vi variable.c
変数を使うには、まず変数の名前(変数名)と種類(データ型)を決めて、それをプログラムに書かないといけない・・・。
これを変数の宣言という・・・。
intが種類(データ型)、xやaが名前(変数名)となる・・・。
intは整数型と呼ばれるもので、主に整数値を格納する変数・・・。
処理系にもよるが2または4バイト分の整数値を格納できる・・・。
そのintの変数xとaを用意したことになる・・・。
32bit処理系での主なデータ型は次のとおり・・・。
データ型 | サイズ | 用途 |
---|---|---|
char | 1 | 文字の格納 |
int | 4 | 整数値の格納 |
float | 4 | 実数値の格納 |
double | 8 | 倍精度実数値の格納 |
さらに、宣言と同時に値をあらかじめ決めておくこともできる・・・。
intの変数bを宣言し、同時にbの値を20にしている・・・。
これを変数の初期化という・・・。
次に、aに整数リテラルの10を入れる・・・。
これを代入という・・・。
この時点で、aとbの値をprintfで出力して確認してみる・・・。
実行すると、
$ ./variable a = 10, b = 20
aは先ほど代入された10、bは初期時の20になっている・・・。
今度は、変数aの値をbに代入する・・・。
これを実行したあとは、
a = 10, b = 10
bはaの値に上書きされて10になっている・・・。
最後に、aとbの値を足して、その結果をxに代入する・・・。
結果はprintfで出力・・・。
とすると結果は、
a = 10, b = 10, x = (a + b) = (10 + 10) = 20
こうなる・・・。
こんな感じで変数を使っていく・・・。