ファイルに読み書きをするには、まず"開く"という行為をしなければならない・・・。
fopenは指定されたファイル名のファイルを開くC標準ライブラリ関数・・・。
ここでは"test.txt"というテキストファイルを開いてみる・・・。
ファイルへの入出力関数もstdio.hに宣言されているので、stdio.hをインクルードするだけで十分・・・。
ただファイルを扱う場合は、FILE構造体のポインタを用意する必要がある・・・。
FILE構造体のポインタをファイルポインタといい、大抵のファイル関連関数で使用する・・・。
fopenで"test.txt"を開く・・・。
1つ目の引数にはファイル名、2つ目の引数には文字列でファイルモードを指定する・・・。
ファイルモードはどういう形式で開くかを表した文字列・・・。
ここでは、テキストファイル読み込み専用の"r"を指定した・・・。
このとき、ファイルが存在しなかったなどで開くのに失敗した場合、fopenの戻り値はNULLを返す・・・。
失敗した場合は、エラーメッセージを出力して、-1をシステムに返して終了する・・・。
成功した場合は、
"File was opened successfully."とfpの指すアドレスを出力する・・・。
"%p"はアドレスを出力するときの書式指定子・・・。
開いたファイルは閉じなければならない・・・。
C標準ライブラリ関数fcloseで閉じる・・・。
fpを指定するだけでいい・・・。
test.txtがないときは、
$ ./fopen Can't open file!
あるときは、
$ ./fopen
File was opened successfully.(fp == 0x791010)
などと出力される・・・。