いくつかの異なる型の要素をまとめて、1つの新しい型として扱うことができるのが、構造体・・・。
ここでは、名前、年齢、住所(といっても都道府県ぐらいでいいが)という3つの要素を、1つにまとめた簡易名簿の構造体を定義し、その構造体の変数各要素に入力されたデータをセットし、その後それらを出力するプログラムを作る・・・。
まず、main関数の前で、構造体を定義する・・・。
構造体は、
struct <構造体タグ名>{ <要素の型> <要素名>; <要素の型> <要素名>; . . . };
と定義していく・・・。
struct_tag_profileというタグ名にして、
名前は長さ32のchar型配列name
年齢はint型変数age
住所は長さ128のchar型配列address
に格納するような形にしている・・・。
main関数の中では、最初に構造体変数を宣言する・・・。
先頭にstructを付け忘れないように・・・。
scanfで各要素に値をセットしていく・・。
構造体変数の各要素にアクセスするには、メンバ演算子('.')を使って、
<構造体変数名>.<要素名>
と書く・・・。
なので、
こんな感じで3つの要素を入力させる・・・。
終わったら、3つの要素をあらためて出力・・・。
実行すると、
$ ./struct prof.name: Taro prof.age: 20 prof.address: Tokyo prof.name = Taro, prof.age = 20, prof.address = Tokyo
1~3行目で入力した各要素が、4行目で一斉に出力されてるのがわかる・・・。